令和の今、あえて「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」スナップレビュー
はいどうも皆さんこんばんわ流星です。
今回はAi AF Nikkor 50mm F1.4Dという単焦点レンズのレビューをしたいと思います。
このレンズはFマウントのフルサイズ・APS-Cどちらでも使用できます。
もちろんフィルムカメラでも使用できますし、フィルムカメラがAF対応していればAFも動きます。
Amazonで14000円前後で手に入ります。
外観やスペックなんてどうでもいいですよね。
レンズに必要なのは「どう写るか」だけですよね。
JPEG撮って出しになります。
まずは解放の1.4から撮りました。
生憎の超曇りです。
正直、解放時のピントはゆるゆるです。
もちろん今のレンズと比べてしまうと勝てるはずもありませんが。
D200の設定は彩度を強にしているのですが、ややアッサリした雰囲気になります。
曇りというコンディションのせいもありますが。
猿の腰掛というヤツでしょうか。
しっかり艶が出ていて雨上がりだったことが分かりますね。
一枚目は屋内にある米、影になっているのでしっかり色が出ていますが、二枚は逆光気味なのでやはりコントラストと彩度が薄いですね。
少し眠い描写です。
また晴れた
日中にも撮ってみたいと思います。
ここからはF2.8~の作例になります。
少し時間を改めて撮影開始。
2.8まで絞り込むとしっかりと描写されました。
むしろ期待してた以上の解像度でした。
CCDの発色とレンズの淡泊具合がいい感じに表れています。
全然古いレンズだという事を感じさせない描写。
強い太陽光の下ではやはりコントラストと彩度は低下し、あっさりとした描写に。
しかし、それこそがこのレンズを今使う理由だと思いました。
デジタルとフィルムの中間のような絵になるんです。
この何とも言えない淡泊感。
漂うレトロ感。
今風に言うとすれば「エモい」でしょうか。
日陰ではやはりねっとりとした色味が戻ってきます。
CCDセンサー搭載のカメラとの相性が最高じゃないでしょうか。
金属の質感、赤錆の独特な表現。
中途半端な解像感。
今のカメラでは絶対出てこない絵ですよね。
たまりません。
個人的に今回一番息を飲んだ一枚。
なんでしょう、ノスタルジックというんでしょうか。
光と影の絶妙な描写に惚れ惚れします。
個人的には2.8の描写が好きです。
バリバリの解像感を望む人には向いてませんが、「匂い、味、質感」といった雰囲気をを大事にしている方には是非お勧めです。
ではこの辺で。